悩みの多いもぐら井さん。

何をするにも悩んでしまう、自分でも困ったさんのいろんな出来事です。軽い悩みから重い悩みまで綴っていきます。

改めて感じたAKIRAの凄さ。

私が初めてAKIRAを観たのは、公開したばかりの映画館の中。

まだ10代の時、TVの宣伝を見てこれは観なきゃ!!!

と、ものすごい期待感で1人(映画は基本ひとりで観る派(^^;)気合を入れて乗り込んでいきました。

本編が終了し、エンドロールが流れ・・・あまりのショックにしばらく席が立てず、トイレに立ち寄っても頭からあの映像が離れず。(ラストのあたり)

しばらくは頭がぐわんぐわん言ってました(*_*)

まだお子ちゃまだった私にはちょっとグロかったのです(~_~;)

内容も殺伐とした世界で、日本が壊滅してから出来た街ネオ東京を舞台にしてました。

あの頃は世紀末にアンゴルモアの大王が・・・ってノストラダムス信じてましたので、1999年には何かあるだろうって。

ムーとか買って読んじゃってる子だったので、すっかり世紀末→核戦争→人類終わる。

の考えでした(T_T)

AKIRAの世界、ありえるかも…って。

もしかして2000年代が存在しないのかもしれない( ;∀;)

なんて…かなり偏った考え方してました。

けれど第3次世界大戦も起こらず、ネオ東京があるはずの東京湾はまだ海ですし(^^;

 

なぜ急にAKIRAかといいますと、AKIRAの予言が騒がれ出して…オリンピック中止だの、コロナや伝染病だの、ネットで騒がれるまでぜーんぜん知らなくって(*'ω'*)

そのことを子ども達に話していたら、だいぶ前に録画しておいたものを巣ごもり中の子どもが見てみようって言いだし、ついつい一緒に見始めたわけです。

改めてまず思ったことは、やはりあの描き込みと一人一人のコマの動かし方は今も色あせないんだ―――――!!!ということ。

あの当時でさえモブシーン(群衆)の動きが細かくって、今までのアニメ映画史上あり得ない色使いと細かな動き(>_<)と感動したのに。

30年以上経った今でも、これってわりと最近の作品???と思う程のしなやかな動き。

昔のアニメ映画を観てると古っぽさをどうしても感じちゃうけど、AKIRAにはそれが無い。

思わず引き込まれるように観てしまいました。

子ども的にも、ラストを見ながら「ごはん見ながらはムリだね」と言ってました(*_*)

そして、あの音楽。

芸能山城組の竹製打楽器、ガムラン、人の声のミックス。

心にドシーンとやって来る重厚感。

ボーカルの『ダーン、ダンダン』

って聞いただけでAKIRAの映像が勝手に脳内に流れちゃう程の衝撃。

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潜在意識に訴えるこの音!

何年経っても変わらない、凄いアニメ作品です(~_~;)

今更ですが、映画ではAKIRAの一部分しか描かれていません。

やはり大友克洋先生の原作マンガをしっかり読みたい!!!

今だからこそ、大人になった今だからこそ読んでみたいのです。

10代では理解できなかった政治的背景やキャラクター1人1人の心の動きが、きっと今なら十分堪能できるのでは・・・と考えます。

そうしてもう一度改めて映画を観なくては!(^^)!